日活ロマンポルノ再起動! 危惧するのは「ポルノ」という言葉 (1/6ページ)

2015.5.31 07:03

映倫再審査でR15+指定に変更された1973年公開「恋人たちは濡れた」(c)日活

映倫再審査でR15+指定に変更された1973年公開「恋人たちは濡れた」(c)日活【拡大】

  • ロマンポルノ復活に女子力を注入!(右下から時計回りに)高木希世江さん、皆木良子さん、宮嵜永子さん、滝口彩香さん=東京・本郷の日活本社(伊藤徳裕撮影)

【映画オタク記者のここが気になる】

 「日活ロマンポルノ再始動」というニュースが飛び込んできたのは、ゴールデンウイークに突入した5月1日だった。そのリリースを読み進めるうちに体の芯が熱くなっていくのを感じた。「今の生ぬるい日本映画を自分たちが変えてやる」という強い意思が伝わってきたからだ。詳しい話が聞きたくて東京・本郷にある日活本社を訪ねた。

 生き続けるロマンポルノ

 意外だったのは、応対してくれた担当の社員が4人とも女性だったこと。「日活に勤めてウン十年」というベテランの高木希世江さんは「ロマンポルノは日活の財産。若い人にもっと見てほしい。最近は大人が見られる映画が少ないし、映画の行間が読めない若者も増えている。これは作り手側の問題なんです」と熱く語る。

 日活ロマンポルノは2016年に生誕45周年を迎える。「ロマンポルノ・リブート(再起動)プロジェクト」と銘打たれた今回の試みでは、再評価されている旧作の上映と、第一線で活躍している映画監督に依頼する完全オリジナル脚本による新作の製作が2本柱になる。

日活創立100周年記念企画「生きつづけるロマンポルノ」

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。