これは2.2Lディーゼルターボエンジンの420Nmというトルクを制御して、最適に4輪に配分しスリップが収まってからパワーを発揮できるようにi-ACTIV AWDがトルク配分をコントロールしてくれるからです。何度もテストしましたが、ほぼスリップすることなく発進することができました。
劣悪な環境下でおいてもドライバーが発進したいという思いに対して、電子デバイスがサッと介入して思いのままに動かしてくれるというのは決して出過ぎた介入ではないと思います。
安全な領域で楽しく運転することができるように、まるで黒子のようにi-ACTIV AWDがクルマをコントロールしてくれていると言えるでしょう。
以前の4WD車は車両重量が重くなり燃費も悪化していましたが、今回の試乗車であるアテンザワゴン2.2XDLパッケージで比較すると、車両重量が+70kg、JC08モード燃費は2km/L悪化するだけに抑えています。