この数年、アジアのモーターショーでちょっと困ることがあります。アメリカの自動車技術誌にリポートを書いているのですが、編集長から「女性技術系教授の読者から苦情が出た。なんとかクルマだけの写真が撮れないか」と。
北京、上海、ソウル、東京では、『ショーの華』コンパニオンがポーズをとるサービスをしてくれます。今年の東京もコンパニオンさんが一生懸命笑ってくれるのですが、写真はなるべく彼女たちの休憩中に撮るようにしました。スズキの女性のにこやかな顔に、外してくれとは言えませんでした。たぶん、この写真、ボツになったでしょう。
中国、韓国では、アバターのように背の高いコンパニオンたちに圧倒されました。過度では定評のある中国ですが、最近、お上が露出度を問題にしているとのこと。
振り返ると過去にも露出競争が…
さて、歴史は繰り返すといいますが、1960年代末から70年代はじめは、やはり露出競争が起きました。