国際的な自動車展示会「ロサンゼルス自動車ショー」が17日(日本時間18日)、米ロサンゼルスで開幕した。環境基準の厳しいカリフォルニア州での展示会とあって、近年同様、エコカーへの取り組みをアピールするメーカーが目立つ。ショーは29日までで、自動運転関連のIT企業なども出展する。
排ガス規制逃れ問題で揺れるドイツ・フォルクスワーゲン(VW)は、家庭の電源で充電できるプラグインハイブリッド車(PHV)の試作車を18日からの報道関係者向けの公開で披露すると発表した。「クリーンディーゼル」の不正問題で高まる批判をPHV発表で巻き返す狙いがある。
日本メーカーでは、ホンダが水素を燃料とする燃料電池車「クラリティ フューエルセル」を北米で初披露した。トヨタ自動車の燃料電池車「MIRAI(ミライ)」に対抗する。
世界初公開となったホンダの主力車「シビック」のクーペモデルの新型車は、スポーティーなデザインで小排気量のターボエンジンを搭載しており、来年3月に発売する。