ウォームビズ商戦本格化 認知拡大へ着こなしと電気代節約アピール (3/4ページ)

2015.11.16 06:15

高島屋が今年初めて販売する天然素材100%の「カシミヤ・シルク肌着」

高島屋が今年初めて販売する天然素材100%の「カシミヤ・シルク肌着」【拡大】

  • 三陽商会はジャケットとニットベストのトータルコーディネートでウォームビズを提案する

 今年度にウォームビズ関連で前年度比10%増の販売を目指すイオンは、新たに女性用肌着「トップバリュ ピースフィット スキンケア」を投入。水素イオン指数(pH)をコントロールし、生地の表面が弱酸性から中性に保たれるため、肌に優しいという。

 05年の開始当初、小売り各社はコートなどのアウターを売れ筋の中心と予想し、相次ぎ専用売り場を設けた。だが、蓋を開けてみると最も売れたのは値段の安い機能性肌着だった。消費者がアウターの代用品として選んだためだ。

 こうした機能性肌着は確かに新たな需要を生んだが、それだけではかえってアウターの売れ行きを鈍らせてしまい、全体の売り上げアップにはつながりにくい。そうした経緯を踏まえ、最近は高額でも売れる商品づくりが目立つ。

 高島屋は今年、高級天然素材を使い、国内で生産した「カシミヤ・シルク肌着」を発売。高級素材とはいえ、価格を税込み8500~1万6200円に抑え、値ごろ感も打ち出した。洗濯機で洗えるなど、実用性も重視した。

ウォームビズの認知度は70.8%とクールビズの92.5%を依然、下回る

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