一流の「朝」は100%、いい滑り出し
朝一番の仕事はいい滑り出しで、その勢いのまま、1日中「高密度」に取り組むことのできる一流ビジネスマンには、おのずと結果がついてきます。
聞いてみると、彼らには不思議な仕事の作法や習慣があることが多い。例えば、
・ 朝一番の仕事は、パソコンを使わない
・ 仕事はまず、最初の15分間だけ集中してみる
・ 帰社する際に、資料をプリントアウトする
これらが、いい仕事の循環を作り出すきっかけとなるというのです。一体どんな意味があるのでしょうか。その説明をする前に、朝、なかなかいい滑り出しができない大多数の人々の「現状」を見ておきましょう。
▼仕事の調子が出ない理由1:重要な仕事を後回しにする
「今日は新商品の企画書を作成する日だ」。朝、時間ギリギリに出社して、とりあえずパソコンを起動。メールをチェックし、郵送物の封を切る。案の定、関係部署からたくさんメールや伝言メモが来ている。
まずはこの雑用を済ませてスッキリしようと返信を始めた。ところが、1つ返信すると、そこにさらに問い合わせが来る。そうしている内に上司から呼ばれて急ぎの打ち合せを依頼される……。