AI開発に中国本腰、日本人研究者に“触手” 実態や実力はまだ未知数 (5/5ページ)

2015.10.17 17:13

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 不正発覚で実力に疑問も

 ただ最近、AI開発に重点を置く中国に、その性能を疑わせる不祥事が発覚した。

 ウォール・ストリート・ジャーナルによると、AI研究で知られる中国のネット検索大手・百度(バイドゥ)は6月、AIに関する性能テストで、自社の性能がライバル社の米国のグーグル社やマイクロソフト社を超えたと発表していた論文について、「誤解を与えるものだった」と謝罪したという。

 テストは、1週間に2回受けることが認められているが、百度は認められた以上のテストをする不正を働いたと、監督したボランティアの科学者が報告したというのだ。3月に5日間で40回以上のテストを受けるなど、6カ月間のテスト回数が約200回に達していたとしている。

 中国がAIの開発に本腰を入れているのは間違いないが、その実態や実力は、まだ未知数なところも多いようだ。

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