27日に迫った今年の中秋節を前に、中国ではこの行事に欠かせない食べ物、月餅の販売合戦がピークを迎えている。今年はオーダーメード月餅など新たな流行も出現。中国消費者協会では、インターネット上や街中に出回る月餅の粗悪品を購入しないよう注意を促している。
河北省消費者協会によると、実店舗で月餅を購入する以外に、ネットで予約購入したり、(表面に好きな文字を入れてもらう)オーダーメードが今年、消費者にとっての“新常態(ニューノーマル)”になっている。(政府の倹約令などを反映して)価格の「大衆化」が進んでおり、種類も多く、消費者にとって選ぶ楽しみが増えている。
中国消費者協会では、過度なパッケージの製品を避けると同時に、衛生許可証番号など定められた記載がない製品を購入しないよう注意を喚起。外箱や個々の包装、月餅そのものの色や割れ目など、外見上も注意深く確認した上で購入すべきだとしている。
このほか、購入前に実物を見られないネット購入のリスクについて意識を高く持つことが必要だという。(燕趙晩報=中国新聞社)