流通各社も売り場に体験的要素といった付加価値を付けることで、幅広い集客が可能になり、同社と消費者、流通との3者がうまく共存できる関係を築いた。
新興国の経済成長などにより、化石燃料の利用が増え、2035年の世界のエネルギー需要量は11年の約1.3倍になると見込まれる。資源獲得をめぐった国家間の競争が激しくなるなか、リサイクル率が低い衣料品のリサイクルは、日本のエネルギー安全保障の強化につながる可能性も秘めているといえそうだ。
岩元社長は「将来的には回収した服をもう一度、服に戻す技術を確立させたい」と、デロリアンの次の夢を見据えている。(松村信仁)