トヨタ自動車が10月1日にクラウン ロイヤル/アスリートシリーズのマイナーチェンジを発表しました。
外観の変更は限定的ながらも、中身は大幅に改良が加えられているようで、その代表例は何と言っても「走りの質感」に大きな影響力を与えるボディ剛性の向上でしょう。
ボディシェル剛性の高さは、足回りからの入力に伴うボディ骨格の歪み低減に効果的で、サスペンションが本来の性能を発揮するようになります。
今回のマイナーチェンジではカウル廻りやBピラー下部、フロントアンダーボディ廻り、ロッカーパネル下面接合部にスポット溶接を追加すると共に、構造用接着剤をリヤボディ廻りを中心に追加しています。
こうした手法は同社が「G's」で従来から実施しているものですが、量産モデルで標準仕様とするには生産タクトの兼ね合いから、これまでは実現が困難とされて来ました。