日本環境設計が開発した綿からバイオエタノールを作り出す技術は、2007年、大阪大学と共同で開発した。綿を特殊な溶剤で溶かし、綿とそれ以外の成分とを分離、綿を取り出す。
バイオエタノールはトウモロコシなどの穀物から作られるのが主流だが、その製造に欠かせないのが炭水化物のセルロース。同社はこのセルロースが綿にも含まれていることに着目した。
現在、生産されたバイオエタノールはボイラー燃料として地元のタオル染色工場に供給されている。またポリエステルなどの綿以外の成分はコークスや炭化水素油などとして工業用の原燃料として姿を変える。