「牛丼=割安」価値訴求に苦戦 “劇薬”値下げで体力消耗 (2/2ページ)

2015.9.26 06:38

 牛丼値下げは、実施前の食べ控えと実施後の客離れというマイナスを補っても、なおおつりがくるほど期間中の劇的な集客増につながる。だが、それに味を占めて何度も打ち出したくなる“劇薬”でもあり、行き着く先は恒常値下げだ。値下げ連鎖は各社の体力を消耗させ、デフレ脱却を目指す政府の政策とも逆行する。集客につながる新商品開発など価格以外の魅力をどう提案できるか。各社の知恵が問われるところだ。

 ■牛丼大手3社の値下げセール

 (並盛り価格(通常価格)/実施期間/対象店舗)

 すき家 290円(350円)/29日~10月8日/沖縄県を除く全国

 吉野家 300円(380円)/10月1~7日/西日本(近畿、中国、四国、九州)

 松 屋 330円(380円)/10月15~22日/全国のプレミアム牛めしの販売店

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