「玩具はリアリティーを生み出す」との考えに基づき、作品に登場するものと同じサイズのプラモデルを制作。ゲームソフトに同梱するなど大胆な戦略を立てたところ、プラモデルはガンプラに次ぐ程の人気を得た。作中世界と同じアイテムを特典や付録の格好で展開するという方法は、妖怪メダルにも活かされている。
「オレが掟だ。キミらが頼りだ。」。8月28日に横浜市で開催されたデジタルゲーム開発者向けのイベント「CEDEC 2015」の講演に登壇した日野社長。「クリエイターが自分の仕事だけをするのではなく、マンガやアニメに玩具が欲しくなるシーンを入れるなど他のメディアに影響する仕掛けを皆で考え、“コンテンツ貫通プロデューサー”が責任をもって全体を推し進めることがヒット作を生み出す」と成功の秘訣を語った。
「妖怪ウォッチ」ブームは一段落したともいわれる今、ヒットメーカー・レベルファイブは次に何を仕掛けるのか。ゲームファンや業界関係者の注目を集めている。
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