電気か水素か…エコカー覇権めぐり火花 日本のガラパゴス化懸念も? (3/4ページ)

2015.3.20 06:30

 軽自動車感覚で所有

 ただ、それだけでFCVに軍配が上がったとみるのは早計だ。

 「技術的にもコスト的にもEVが(CO2削減の)『解』になりつつあるときに、他の技術に向かって時間を浪費すべきではない」

 1月下旬にスイスで開催された世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で、米エネルギー省前長官のスティーブン・チュー氏はこう指摘した。会議では参加者から「各国が強制的にEVに切り替えるアクションが必要だ」などの意見も出たが、FCVは話題にならなかったという。

 温暖化防止へ政府がさまざまなEV優遇策を打つ北欧のノルウェーでは昨年1月、日産自動車のEV「リーフ」が新車販売のトップに立った。1位になるのは2度目だ。日産は「維持費が安く、日本でいえば軽自動車のような感覚で買われている」と説明する。

 「FCVはポテンシャルがある。だが(量産)準備の整った技術だとは思わない」

 日産のカルロス・ゴーン社長は強調する。

ミライの生産能力を増強しても、今購入した場合の納期は2018年以降

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