ホンダが北米で展開する高級車ブランド「アキュラ」が、1月のデトロイトモーターショーで新型「NSX」のワールドプレミアを行った。世界中の自動車ファンが憧れた初代モデルが誕生してから25年。ハイブリッド・スーパーカーに生まれ変わった新型NSXをフォト集で紹介する。(文・カメラ 大竹信生)
2代目NSXの量産型がついにベールを脱いだ。一瞬で目を惹くエクステリアは、スーパーカーの機能性とエキゾチックなフォルムを「ダイナミックに融合」させることがテーマ。米オハイオ州の空洞実験施設でテストを重ね、高い空力性能を実現したという。フロントは切れ長の6眼ヘッドライトが特徴。リアは何となく人気漫画『キン肉マン』に登場するウォーズマンの「マスク」を連想させるデザインだ。
インテリアは初代NSXと同様、ドライバーが運転に集中できる空間を造り上げた。前方視界に優れており、メーターパネルには走行モードによって表示内容が切り替わるTFT液晶ディスプレイを採用。直感的なインターフェースやサポート性の高いシートを採用するなど、「人間中心設計のスーパーカー」という開発コンセプトを具現化している。