自動車本体は作らなくても、パナソニックがEV用電池など車載部品を充実させているように、IT・家電各社は自動車を魅力的な市場と位置付けている。というのも、テレビなど家電製品とは異なり、自動車・自動車部品は値崩れしにくく、確実に利益が見込まれるからだ。
クルマ離れの20~30代が回帰!?
自動車メーカー側も、クルマのIT化には電機メーカーが不可欠で時代の流れと割り切っているかもしれないが、それでもアップルが参入するとなれば話は別だ。世界トップクラスのブランド力を誇り、iPhoneやタブレット端末「iPad」など世の中にない商品を実用化させてきた革新性を持つアップルが、もしも自社ブランドのクルマを発売するとなれば、そのインパクトは相当なものである。
「日本では若者のクルマ離れが深刻化している。しかし、アップルブランドのクルマが発売されれば、iPhoneユーザーなど20~30代が再びクルマに興味を持つかもしれない」