中間決算発表のピークが峠を越えました。今期前半戦を終え、なかには期初業績予想の上方修正や下方修正を行なう企業も見受けられました。さて、そもそも期初業績予想とは、どのようなものなのでしょうか?
10月から11月にかけては、多くの上場企業が中間期の決算発表を行ないます。中間決算が注目される理由は、期初に各社が発表した通期業績予想をここで変更してくる可能性が高いからです。なお、今回の注目点は、「円安、消費税増税、商品価格」といった3つの影響を会社側がどう捉えているかです。
さて、この業績予想、海外でも当たり前のように行なわれているのでしょうか?
実は、資本市場の大家である米国では制度化されておらず、企業の自発的行動とされています。なので、米国の企業では四半期予想しか開示しなかったり、通期でも業績値にある程度の幅をもたせて発表するケースが多いのです。