NTTドコモなど4社が販売する携帯電話の間で提供されている「番号持ち運び制度(MNP)」に10月1日からPHSが加わる。携帯電話の認識番号「090」「080」とPHSの認識番号「070」の相互利用が可能になり、同じ電話番号をどちら側でも使えるようになった。
PHSサービスを提供するワイモバイルは、顧客流出が懸念されるため、同日からPHSから自社のスマートフォンに乗り換える場合、端末価格を0円にするほか、MNP手数料3000円を無料にするキャンペーンを実施する。
PHSから米アップルの人気スマホ「iPhone(アイフォーン)6」「同6プラス」への乗り換えが増えるとみられており、同社ではキャンペーンによって「他社に行くより自社で乗り換えていただきたい」と話しており、効果に期待している。