米IT大手グーグルが、わずか100ドル(約10400円)というスマートフォン「Android One(アンドロイド・ワン)」をインド市場に投入することになり、15日に現地で発表することが分かった。米印の複数のメディアが2日までに伝えた。
それらによると、アンドロイドワンの製造はインドのマイクロマックスなど3社で、いずれも100ドル以下で販売される見通し。
仕様の詳細は不明だが、マイクロマックス製は画面の大きさが4.5インチで、記憶媒体のSDカードのほか、利用者識別情報を記録したICカード「SIM」も2種類利用可能。またFMラジオ機能も搭載しているという。
グーグルはスマホが普及していない「次の10億人」をターゲットに据え、インドへ低価格端末を投入。豊富なアプリ(応用ソフト)が利用できる利点も武器に、新たな需要を取り込む。成功すれば他の新興国への投入も予想される。
インド市場ではすでに、米モジラがファイアフォックスOSを搭載した33ドルのスマホ「Intex Cloud FX(インテックス・クラウド)」のオンライン販売を開始している。