株式市場で“厄介者”扱いのサムスン 組織肥大化…過去の強み消える (1/5ページ)

2014.9.10 11:30

 業績悪化に喘ぐ韓国サムスン電子は、どう立ち直るのか-。各国メディアが強い関心を寄せている。朝鮮日報(電子版)は、組織や人員再編を含む大規模な刷新がサムスン電子で検討されていると報じた。

 スマートフォン(高機能携帯電話)市場を舞台に中国の新興メーカーと苛烈な競争を繰り広げる中、それだけサムスンが追い詰められていることにほかならない。すでにサムスングループ全体で再編の動きを加速させているが、相乗効果を生む起死回生になるのか。あるいは、場当たり的なリストラで終わってしまうのか-

 総合株価指数上値重く 

 「韓国総合株価指数(KOSPI)の疾走を妨げる厄介者になった」

 中央日報(電子版)で“厄介者”と比喩されたこれまで、市場の主役をはってきたサムスン電子と現代自動車のことだ。

 韓国経済を牽引する2社が占めるKOSPIでの時価総額の割合は5分の1にもなり、両社の調子がよいときは、KOSPIは勢いを増すが、不振に陥るとその反動は大きいという。

「営業利益の70%を生み出していた無線事業部が突然苦境に陥り…」

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