カジノを柱とした統合型リゾート(IR)の世界最大級の運営会社、米MGMリゾーツ・インターナショナルは24日、日本への進出にあたっては日本企業からも出資を受け、共同で施設を整備・運営する方針を明らかにした。
大阪府と大阪市が誘致を目指す夢洲(ゆめしま)(同市此花区)での立地を想定し、既に10社以上と提携交渉を進めているという。日本を熟知する国内企業のノウハウを取り入れ、着実な事業展開を図る狙いとみられる。
MGMのジェームス・ムーレン会長兼最高経営責任者(CEO)がフジサンケイビジネスアイの取材に応じ、明らかにした。
MGMは2500室の高層ホテルや2万人収容のアリーナなどを備えるIR施設を想定。日本企業とコンソーシアムを組むことで初期投資として見込まれる5000億円を分担し、共同で施設を運営する方針だ。