「VAIO」復活も険しい道のり 販路などソニー時代を踏襲…新鮮味欠く (2/4ページ)

2014.7.2 07:40

2013年の国内パソコン出荷シェア

2013年の国内パソコン出荷シェア【拡大】

 同社は7月から8月にかけバイオの新モデル3種を発売する。販売は国内限定とし、ソニーマーケティングと代理店契約を結び、ソニーストアや一部量販店などで商品を提供する。また今回、法人向け代理店の数も増やした。2015年度に30万~35万台程度を販売する計画だ。

 1996年に発売したバイオは洗練されたデザインや最新テクノロジーを裏付けとした高いブランド力を誇り、根強いファンを持つ。この日もインターネットで配信された記者会見の様子が関心を集め、アクセスが集中して閲覧できなくなるほどだった。ソニーがパソコン事業から撤退したものの、バイオの復活を望む声は多い。

 ただ、パソコン事業をめぐる環境は、台湾や中国製の低価格パソコンとの競争激化やスマートフォン(高機能携帯電話)、タブレット端末への乗り換え加速など極めて厳しい。

バイオが発表した内容は新味に欠け、肩透かしに終わった

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