ソニーは26日、スマートフォン(高機能携帯電話)なら約8回分の充電ができるモバイルバッテリー「CP-B20」を7月20日から発売すると発表した。同社のラインアップでは最大容量で、長期出張やアウトドア向けのほか、非常用防災グッズとしても売り込む。
内蔵電池容量は2万ミリアンペア時で、税別想定価格は約1万5千円。フル充電から1年経っても約80%の残量を維持できるという。USBケーブルでスマホやタブレット端末などにつないで使用する。
ソニーのバッテリーに内蔵しているリチウムイオン電池はゲル状の電解質を採用。約1000回の繰り返し充電ができ、自己放電も少ないことなどが特徴だ。
ソニーはバッテリーと画像センサーを重要分野と位置付けている。だが、モバイルバッテリーの国内販売ではパナソニックなどが先行しており、ラインナップを広げ、巻き返しを図る考えだ。