日立や伊藤忠、在宅&早朝勤務を導入 労働力確保と生産性向上が狙い (2/3ページ)

2014.3.8 08:13

 保育園が0歳児クラスだと入りやすかったこともあり、長女が1歳になる前に復職を決めた。午後6時までに都内の職場から鎌倉市の保育園に長女を迎えに行く必要があり、在宅勤務と短時間勤務(午前8時50分~午後4時5分)を組み合わせ、育児との両立を図っている。

 日立は女性総合職の増加などを背景に2000年から支援策を拡充してきた。「子供の成長や自分の生活に合わせて制度をコーディネートでき、安心感がある」と千葉さん。遅い時間帯の仕事は同僚らが代わるなど、周囲のサポートも大きいという。

 政府は女性の活躍支援を成長戦略に掲げており、就労の継続は課題の一つ。国立社会保障・人口問題研究所の10年の出生動向基本調査によると、第1子出産後に働き続けた女性は1985年以降、4割弱で推移。約6割の女性が出産を機に仕事をやめる状況が続いている。企業の取り組み方に差があるほか、非正規労働者の増加も背景にある。

伊藤忠は「朝型勤務シフト」を本格導入

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