完全時給制で完全フレックス実現 「残業やめよう」の一念で導入 (1/5ページ)

2013.10.31 06:00

完全自由出勤制のエス・アイ。社員は自分の決めた時間に出退勤し、家庭と仕事を両立させている=兵庫県姫路市(内山智彦撮影)

完全自由出勤制のエス・アイ。社員は自分の決めた時間に出退勤し、家庭と仕事を両立させている=兵庫県姫路市(内山智彦撮影)【拡大】

 好きな時間に出勤し、都合のいい時間に帰宅、出勤日も自分で決める-。そんなことができたらいいなぁ…と思うサラリーマンは多いだろう。いわゆるフレックス制だが、導入事例は一部の大企業が中心で、人員確保などのため利用に制限がかかる場合も多い。ところが勤務制度そのものを完全フレックスに変えた従業員60人の会社がある。データ管理のエス・アイ(兵庫県姫路市)は、1年365日の中で勤務日、勤務時間を各自で決定。ライフスタイルに合わせた労働を実現させている。

 “厳しい”労働時間規制

 「1日の労働時間は7・75時間以内。1カ月168時間以内を厳守」「夕方5時半ごろまでには帰りましょう」

 エス・アイの事務所内は、いたるところにこんな通達が張られている。「自由出勤」のオキテだ。

 午前8時~午後6時の間なら、自分に都合のいい日、時間に勤務。1日7・75時間以内、1カ月168時間以内というルールを守ればOK。事業所は365日開いており、土日祝日の勤務設定もできる。

月の労働時間が11時間だった社員もいるという

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