ウエアラブル端末、本格的に実用化へ 日本では目立つデバイスは流行らない? (1/4ページ)

2013.12.31 06:00

 2014年は身につけて使う「ウエアラブル(装着型)情報端末」が本格的に実用化される年になりそうだ。

 現時点で本命視される米グーグルの眼鏡型端末「グーグル・グラス」が春にも発売されるもようで、これを追って国内外でさまざまな端末が出てくる。日本勢は大手メーカー、携帯電話会社からベンチャーまで、“日本市場向け”の工夫も含めて、知恵を絞る。

 米グーグルの「グーグル・グラス」は、表示装置付きのフレームだけの眼鏡。文字や動画が見られ、交通ルートを表示したり、拡張現実(AR)が実際の風景に重なる。こうした先端製品の開発・商品化競争が報じられることで、欧米ではウエアラブル端末の話題性が高まる。

 認知度に大差

 調査会社MM総研によると、日本のウエアラブル端末の市場規模は13年度の40万台から、20年度は604万台へと拡大する予想だが、米国は227万台から、1517万台に伸びる見通しで、大きく水をあけられる。

ひと目で装着していることが分かる形状も日本の消費者を及び腰にしそう

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