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低脂肪で低エネルギーなので安心 たらのムニエル ゆずこしょう風味のタルタルソース添え

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低脂肪で低エネルギーなので安心 たらのムニエル ゆずこしょう風味のタルタルソース添え

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たらのムニエル_ゆずこしょう風味のタルタルソース添え。※221kcal、塩分1.3グラム(1人分)  3月になり暖かな日もありますが、まだ「鍋を食べたいな」と思うくらい冷える日もありますね。その鍋料理に欠かせない魚介の一つが、たら。淡泊だけど旨みがあり、美味です。魚偏に「雪」と書いて「鱈」。字からもわかるように雪降る季節が旬の魚です。

 たらは何でも食べる雑食性の魚で、よく食べるのでおなかが膨らんでいます。おなかいっぱい食べることを「たらふく食う」というのは、たらの姿そのものが由来しています。

 そんなたらですが、魚の中では最も脂質が少なく、低エネルギーです。大食漢なのに、なぜかと言えば、たらは体脂肪がほとんどなく、脂肪は大きなおなかの内臓に蓄えられ、肝油の材料などになるのです。人間でいえばメタボ体形のたらですが、メタボの人間が体重コントロールするための食材としては優秀というわけです。

 今回はそのヘルシー食材のたらをムニエルにし、タルタルソースを添えました。ムニエルは魚に小麦粉をまぶして、バターでソテーする調理法です。タルタルソースはゆで卵にマヨネーズを加えたソース。バターもマヨネーズも脂質が多く、エネルギーを高くする食材ですが、低脂肪で低エネルギーのたらとの組み合わせなので、安心して食べられます。

 この1皿で221kcalはブリの塩焼き(100グラム)257kcalよりも少ないのです。ダイエットやメタボ改善などでバターやマヨネーズを控えている人も、この料理のようにメーン食材の選び方でこれらを楽しむことができますよ。(文:管理栄養士 牧野直子/撮影:今泉有美子/SANKEI EXPRESS

 ■まきの・なおこ 料理家、管理栄養士、ダイエットコーディネーター。「スタジオ食」代表。1968年、東京生まれ。女子栄養大学卒。おいしくてからだに優しく、元気になるレシピ、健康的なダイエット方法まで提案し、幅広く活躍中。著書も多数で、近刊は「適塩・低カロリー ひと目でわかる料理手習い帳」(池田書店)、「100歳までボケない常備菜で10分レシピ」(家の光協会)。

 ≪たらのムニエル ゆずこしょう風味のタルタルソース添え≫

 ※221kcal、塩分1.3グラム(1人分)

 【材料】(2人分)

[生たら]      2切れ(200グラム)

 塩、こしょう    各少々

 小麦粉       少々

オリーブ油・バター  各小さじ1

[固ゆで卵]     1個

 玉ねぎのみじん切り 大さじ1

 パセリのみじん切り 小さじ2

 マヨネーズ     大さじ1

 ゆずこしょう    小さじ1/2

ルッコラ       少々

 【作り方】

〔1〕たらに塩、こしょうし、小麦粉を薄くまぶし、オリーブ油、バターを熱したフライパンで香ばしくソテーする。

〔2〕ゆで卵を刻んで、玉ねぎ、パセリを加え、マヨネーズ、ゆずこしょうを加え混ぜる。

〔3〕皿に〔1〕、ルッコラを盛り合わせ、〔2〕のソースをかける。

 【ワンポイント】

☆たらは鮭、サワラなどでもよい。

☆ルッコラはベビーリーフやレタスなどでもよい。

 ≪春菊の蒸し煮サラダ≫

 ※61kcal、塩分0.5グラム(1人分)

 【材料】(2人分)

春菊   1/2束(軸と葉に切り分け、それぞれざく切りにする)

玉ねぎ  1/4個

塩麹   小さじ1/2

ごま油  小さじ1

しょうゆ 小さじ1/2

くるみ  2個(乾煎りして砕く)

 【作り方】

〔1〕春菊の軸、玉ねぎ、塩麹をよく混ぜフライパンに入れる。ごま油、水大さじ1を加えて蓋をして蒸し煮する。

〔2〕葉を加え、ざっと混ぜ、しんなりしたらしょうゆで味を整え、器に盛り、くるみを散らしてできあがり。

 【ワンポイント】

☆塩麹がなければ、塩でよい。

☆春菊は小松菜でもよい。

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