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海鮮チヂミ ビタミンC、E、食物繊維が補える

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海鮮チヂミ ビタミンC、E、食物繊維が補える

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海鮮チヂミ。※180kcal、塩分1.9グラム(全量を4人分として1人分)  【牧野直子の健康ごはん】

 韓国版お好み焼きとして日本でも広く知られ、食べられているチヂミ。チヂミは韓国の慶尚道地方の方言で、韓国の標準語ではプッチムゲまたはジョンといわれ、いずれも「平たく伸ばして焼いたもの」という意味だそうです。また“雨の日の食べ物”といわれ、「雨の日は買い物に出るのが面倒なので、ありあわせの材料で作る料理だから」とか、「雨の日は元気が出ないので栄養満点のチヂミを食べて元気になろう」など諸説あるようです。

 確かに、海鮮チヂミはシーフードや卵でタンパク質が補え、たっぷりのニラでカロテンやビタミンC、E、食物繊維などが補える一品。おかずとしても、おつまみとしてもよいですね。ニラの代わりに、小ねぎを使ってもよいですね。また、今回はチヂミ生地の中に、コチュジャンを加え、辛味と甘味をプラスし、しっかりした味に仕上げました。

 コチュジャンと豆板醤(とうばんじゃん)の違いは?とよく聞かれますが、豆板醤は中国の辛味調味料で、そら豆のみそに唐辛子の塩漬けを加えたもので、辛味と塩味が特徴。コチュジャンは朝鮮半島で発達した辛味調味料で、米やもち米などを麹で糖化したものに唐辛子を入れて熟成させたものが基本。辛味と麹による甘みがあるのが特徴です。料理に辛味とともに甘味、コクを加えたい場合はコチュジャンがお薦めです。コチュジャンにごま油、しょうゆ、ねぎのみじん切り、おろしにんにくなどを加えて、焼き肉のたれにしたり、マヨネーズに加えて野菜スティックのディップとして使ったり…。いろいろお試しください。(文:管理栄養士 牧野直子/撮影:今泉有美子/SANKEI EXPRESS

 ■まきの・なおこ 料理家、管理栄養士、ダイエットコーディネーター。「スタジオ食」代表。1968年、東京生まれ。女子栄養大学卒。おいしくてからだに優しく、元気になるレシピ、健康的なダイエット方法まで提案し、幅広く活躍中。著書も多数で、近刊は「適塩・低カロリー ひと目でわかる料理手習い帳」(池田書店)、「100歳までボケない常備菜で10分レシピ」(家の光協会)。

 ≪海鮮チヂミ≫

 ※180kcal、塩分1.9グラム(全量を4人分として1人分)

 【材料】(3~4人分)

シーフードミックス 300グラム(解凍する)

ニラ        100グラム(2センチ長さに切る)

A(白玉粉…大さじ4、水…大さじ4、卵1個)

B(ごま油、しょうゆ…各大さじ1/2、コチュジャン…大さじ1、おろしにんにく、塩、砂糖…各少々)

ごま油       大さじ1

白炒りごま     適宜

コチュジャン    適宜

 【作り方】

〔1〕Aの白玉粉と水を混ぜ、卵を加えてさらに混ぜる。Bを加え、シーフードミックス、ニラを加えてざっくり混ぜる。

〔2〕フライパンにごま油を熱し、〔1〕を流し入れ、弱めの中火で2分くらい焼く。さらに火を弱めて2分ほど焼いたらひっくり返し、弱火で4~5分焼く。

〔3〕皿に乗せてごまをふり、コチュジャンをつけながら食べる。

 【ワンポイント】

☆ニラのほか、ねぎ、キムチなどを加えてもよい。

☆余ったら、食べやすく切ってラップで包み冷凍保存可。

 ≪まぐろのピリ辛みそ和え≫

 ※109kcal、塩分1.0グラム(1人分)

 【材料】(2~3人分)

まぐろ   ぶつ切り(150グラム)

貝割れ菜  50グラム(半分に切る)

A(みそ…大さじ1、みりん…大さじ1と1/2、コチュジャン…大さじ1/2)

ごま    少々

 【作り方】

Aをよく混ぜ合わせ、まぐろ、貝割れ菜を加えてあえる。

 【ワンポイント】

☆まぐろはかつおやイカに代えてもよい。

☆貝割れ菜は三つ葉でもよい。

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