病気療養中の「李健煕(イ・ゴンヒ)サムスン電子会長が死亡した」というウワサが30日、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を中心に急速に拡散した。このウワサに対してサムスングループ側は「全く事実ではない」として事態の収拾に出た。韓国・中央日報日本語版が伝えた。
ウワサの内容は「李健煕会長が死亡し、サムスングループは午後3時にこれを発表する計画だ」を中心に「(死亡の便りは)青瓦台(チョンワデ、大統領)内部報告まで終えた事案」という説明もついた。
中央日報によると、ウワサが伝えられた直後から関連株価が波打っている。サムスングループのサムスン物産は午後1時ごろ突然取引量が増え、1時40分現在、前日比7000ウォン上昇し12万4500ウォンを記録。オーナー一家の持分が多いサムスンSDSも同時刻7500ウォン上昇し14万5500ウォンで取引されている。
金融投資業界は今回のウワサが関連株価を浮揚するための作戦勢力が介入した可能性があるとみている。このような死亡説は李健煕氏が入院した後の過去2年余りの間に7~8回繰り返されているという。