18日付のオーストラリアン紙は、日独仏が受注を競うオーストラリアの次期潜水艦の共同開発事業について、国家安全保障会議(NSC)が19日から正式な検討に着手すると報じた。複数回の会合を経て、4月末にも決定が発表される可能性がある。政府は選定の進捗状況を一切明らかにしていない。
同紙は、国防省が各国提案の潜水艦の能力などを検証する「競争評価手続き」を終え、提言をペイン国防相に提出、NSCに送付されたとしている。
ターンブル首相は上院の膠着状況の打開を狙っており、両院解散になだれ込む公算が大きくなっている。与党保守連合の公約実現をアピールするため、5月3日の予算案発表前の4月中にもNSCで潜水艦の共同開発相手を決定、閣議で承認される可能性がある。4月29日発表の情報もあるという。(共同)