圏央道が結ぶ4高速 物流・観光でも「ストック効果」を発揮 (2/5ページ)

2015.11.15 07:06

 時間短縮だけではない。これまで東名から東北道に乗り継ぐ車の9割は首都高経由だった。今後はその多くが圏央道を使って迂回(うかい)すると見込まれており、首都高の渋滞解消にもつながる。

 昨年6月には圏央道の相模原愛川IC-高尾山ICが開通し、圏央道を通じて東名と関越道が結ばれた。東名・厚木ICと関越道・鶴ケ島ICの通行時間が100分から50分に半減し、首都高を経由する車も9割から2割に激減した。環状道路による高いバイパス効果が確認された。

 国土交通省は、圏央道と東京外かく環状道路(外環道)、首都高中央環状線を首都圏の「3環状」と位置づけて建設を進めてきた。今年3月には最初の輪となる中央環状線が開通した。

 中央環状線開通に伴う都心環状線の交通量の変動は、5%減とわずかだったが、渋滞時間は4割も減少した。交通量の減少が渋滞緩和に直結することを示したものだ。都心を迂回する環状道路はその効果が注目されており、海外でも整備されつつある。

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