ホンダは11日、自動二輪車ロードレースの最高峰「Moto GP」で2連覇を達成したレース専用車を公道走行が可能な仕様に変更して発売すると発表した。日本、欧州、米国、豪州での販売を予定し、日本での価格は2190万円。ホンダによると、レース専用車の公道走行が可能なモデルの発売は世界で初めてとみられる。
2013、14年にMoto GPで連覇した「RC213V」にヘッドライトや排ガス規制などに対応したマフラーなど、公道走行に必要な最低限の加工を加えた。
レプリカモデルとは異なり、レース専用車と同じ軽量なカーボン材を使用。排ガスや騒音の規制に対応するためエンジンの馬力は小さくしたが、コーナリング時などの操作性を楽しむことができるという。