新規顧客の心をつかもうと、アウディやメルセデス・ベンツといった高級車ブランドがさまざまな手法でブランドづくりに取り組んでいる。もっとも身近で親しみやすいのはカフェだ。おしゃれな街に店舗を構え、新規顧客の開拓につなげようと工夫を凝らす。国内勢も負けてはいない。トヨタ自動車の高級車ブランド、レクサスは都内で「INTERSECT BY LEXUS」というカフェを展開している。同社によると、地方では期間限定の珍しい野外レストランも手掛けているそうだ。「地方と料理と高級車…いったいどんなつながりがあるのか?」。実際にレクサスのイベントに参加し、その魅力やブランディングの狙いを探った。(産経デジタル 津田克仁)
■グルメファン注目のイベント
3月22-23日の2日間、静岡市清水区の日本平ホテルで「DINING OUT NIHONDAIRA with LEXUS」が開催された。レクサスがスポンサーを務める地域振興プロジェクトのひとつで今回が6回目。食を通じて地方に残る美しい自然や伝統文化、地産物などの魅力を掘り起こすのが目的だ。地方を舞台に、有名料理店の一流シェフが創意工夫に富んだ料理を提供する珍しいレストランとあって、グルメファンが注目するイベントとなっている。今回は抽選で約100人の参加者が集まった。