トヨタ自動車の高級車ブランド、レクサスが主催する「第4回ドライビングレッスン」が、3月下旬に2日間にわたって富士スピードウェイで行われました。参加したのは当選倍率30倍の“難関”を突破した男女20名。クルマの安全や操る楽しさを学び、「LFA」や「RC F」といったスポーツカーでサーキット走行を体験する様子を、豊富な写真とともに紹介します。また、スペシャルインストラクターとして参加した現役レーシングドライバー、伊藤大輔選手とヘイキ・コバライネン選手のインタビューも併せてお楽しみください。(聞き手・翻訳・編集 大竹信生)
--今回のイベントで参加者に伝えたかったことは
伊藤選手「サーキット走行は『敷居が高い』というイメージがあると思うので、もっと気軽に楽しめることを知ってもらいたかったです。『LFA』や『RC F』を使った走行もなかなか体験できません。あとは、皆さんとコミュニケーションを取ることで、それぞれのレベルに合ったクルマの楽しみ方を伝えられたらな、という気持ちでした」
コバライネン選手「こういったイベントは、高性能のクルマでサーキットを走ることがどんな感じなのか、参加者に示すのにとてもいい機会なんです。少人数のグループなので、クルマの説明やテクニックを細かく指導できました。レクサスが組んだプログラム構成はとても良かったですね」
--参加者が上達する姿を見て、何か手応えは感じましたか
伊藤選手「2日間でいろんなコンテンツを経験して、しっかりとステップアップしていることを確認できました。それ以上に、ゲーム性を持たせたレッスンを通して『クルマを楽しみながら』上達していたのが嬉しかったですね。そこは、僕がこのレッスンに一番求めている部分です。皆さんの笑顔を見ることができたのが一番嬉しいです」
コバライネン選手「基本的なスキルが備わっていたので、すぐにコースに出ることができました。もちろんアマチュアにありがちなミスも出ましたが、レベルの高いアドバイスを出すことができましたし、それを受けて上達する姿を見せてくれました。過去にもっと大変なイベントを経験しているので、今回は教えやすい2日間でした」