自動車メーカーが18日、相次いで新型車を発表した。ダイハツ工業は軽自動車のスポーツカー「コペン」に丸みを帯びた外観の「セロ」モデルを追加し、昨年発売した「ローブ」と外装パーツを交換できる仕組みも導入する。三菱自動車は充電が可能なプラグインハイブリッド車(PHV)「アウトランダーPHEV」を大幅に改良。メルセデス・ベンツ日本も新型ワゴンの注文受け付けを始めた。国内の新車販売が5月まで5カ月連続のマイナスとなる苦境の中でボーナス商戦を迎え、各社は新たな魅力を備えた新型車でてこ入れしたい考えだ。
ダイハツが同日発売した「コペン セロ」は丸形ヘッドランプなど親しみやすい外観が特徴。セロとスポーティーなデザインのローブは外板パーツやランプに互換性があり、着せ替えて楽しむことができる。価格は税込みで185万2200円から。10月にはセロの外装パーツのセットを、ローブのオーナー向けに35万円程度で売り出す。
軽自動車税の税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動もあり、軽の販売も5月まで5カ月連続で前年割れとなっている。