苦境の国内市場、新型車でてこ入れ ダイハツ強気、三菱自はブランド復活意欲 (1/3ページ)

2015.6.19 06:42

ダイハツ工業の「コペンセロ」(左)と「コペンローブ」。外装パーツを交換できる=18日、東京都港区

ダイハツ工業の「コペンセロ」(左)と「コペンローブ」。外装パーツを交換できる=18日、東京都港区【拡大】

  • 三菱自動車の相川哲郎社長

 自動車メーカーが18日、相次いで新型車を発表した。ダイハツ工業は軽自動車のスポーツカー「コペン」に丸みを帯びた外観の「セロ」モデルを追加し、昨年発売した「ローブ」と外装パーツを交換できる仕組みも導入する。三菱自動車は充電が可能なプラグインハイブリッド車(PHV)「アウトランダーPHEV」を大幅に改良。メルセデス・ベンツ日本も新型ワゴンの注文受け付けを始めた。国内の新車販売が5月まで5カ月連続のマイナスとなる苦境の中でボーナス商戦を迎え、各社は新たな魅力を備えた新型車でてこ入れしたい考えだ。

 ダイハツが同日発売した「コペン セロ」は丸形ヘッドランプなど親しみやすい外観が特徴。セロとスポーティーなデザインのローブは外板パーツやランプに互換性があり、着せ替えて楽しむことができる。価格は税込みで185万2200円から。10月にはセロの外装パーツのセットを、ローブのオーナー向けに35万円程度で売り出す。

 軽自動車税の税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動もあり、軽の販売も5月まで5カ月連続で前年割れとなっている。

ただ、ダイハツはセロの投入でコペンの月間販売目標を…

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