そのうえ、一定面積以上の飲食店に限られていた全面禁煙の措置が、すべての飲食店に拡大され、公共の場でたばこが吸える場所が激減した。禁煙スペースでたばこを吸った違反者のへ過料は、10万ウォン。経営者は170万ウォンが課せられる。
これをきっかけに、禁煙の動きが広がっている。
朝鮮日報によると、今年の保健所の禁煙クリニックへの登録者数は1日平均で約6500人と前年の4倍近くにのぼり、半月で10万人を超えた。禁煙希望者には、個別相談のほか、禁煙パッチなどの禁煙グッズが無料で配布されるという。
禁煙者は政府の要人にも相次ぎ、聯合ニュースによると、経済政策を担う崔●(=日の下に火)煥・経済副首相兼企画財政相のほか、文亨杓(ムン・ヒョンピョ)長官らが禁煙の意思を明らかにしたという。
禁煙求めて、殴られる
しかし、依存度の高いのがたばこ。酒の席で、たばこをがまんできずに、暴力沙汰に及ぶ事件も起きている。