韓国経済「大不幸時代」の幕開けか “借金慣れ世代”誕生でいよいよ… (4/5ページ)

2014.3.3 12:20

昨年、朝鮮戦争勃発60周年で実施された当時の戦闘再現イベントに参加する韓国軍兵士。苦境に陥った経済で、国民の生活は吹き飛ばされそうな勢いだ(AP)

昨年、朝鮮戦争勃発60周年で実施された当時の戦闘再現イベントに参加する韓国軍兵士。苦境に陥った経済で、国民の生活は吹き飛ばされそうな勢いだ(AP)【拡大】

 さらに記事の筆者は、学生時代の友人が30年前、銀行に就職した際のエピソードを披露している。その友人は就職理由をこう説明している。

 「(銀行に就職したのは)夢があって。お金をたくさん借りる。それもすごくたくさん。一生に数十、数千億ウォンを借りる。そしてジャージャーとすべて使って返さずに死ぬ」

 もっとも、これは冗談ではなくなり、現実に近づきつつある。

 朝鮮日報によると、個人・法人の廃業件数は2012年時点で88万9500件で、04年比で22%も増えた。また中央日報によると、韓国銀行や韓国統計庁の調査では60歳以上、30歳代の借金が増加していることが判明。40~50歳代は自宅購入などで借金が増えるが、これを上回る勢いで、若年、高齢者の借金が増えているという。

韓国のことを「手の焼ける隣人」と指摘している

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