さらに記事の筆者は、学生時代の友人が30年前、銀行に就職した際のエピソードを披露している。その友人は就職理由をこう説明している。
「(銀行に就職したのは)夢があって。お金をたくさん借りる。それもすごくたくさん。一生に数十、数千億ウォンを借りる。そしてジャージャーとすべて使って返さずに死ぬ」
もっとも、これは冗談ではなくなり、現実に近づきつつある。
朝鮮日報によると、個人・法人の廃業件数は2012年時点で88万9500件で、04年比で22%も増えた。また中央日報によると、韓国銀行や韓国統計庁の調査では60歳以上、30歳代の借金が増加していることが判明。40~50歳代は自宅購入などで借金が増えるが、これを上回る勢いで、若年、高齢者の借金が増えているという。