中国国営新華社通信によると、天津市の老舗肉まん店、狗不理集団が世界40カ国以上で数百店舗を展開している米コーヒーチェーンを買収する計画であることを発表した。
相手企業名などは明かされていないが、交渉は今年上期中には完了する見通しとされ、中国飲食業界で過去最大規模となる国際的な買収劇に注目が集まっている。
同集団の張彦森董事長は「中国の飲食店は世界で過小評価されており、高級市場におけるシェアも低すぎる実態がある」と指摘。他企業の経験を教訓として、既存のネットワークを生かしながら、最短期間での海外進出の実現を目指すとしている。(上海支局)