多くの投資家は、そこで中国が抱える経済問題の策が提示されるだけでなく、三中全会をきっかけに中央委員会が継続的に具体策を出し続けられるかに注目しています。
資本市場が一番関心を抱いている中国の経済問題は、投資に頼りすぎた経済成長を是正できるか否かです。前中央委員会が不動産などの投資に依存しすぎた経済政策を行なってきたことで、投資による経済成長の引き上げ力(限界資本係数)が10年前から約半分にも低下しました。
同様の政策が続けば、投資による経済成長を促す力が逓減するだけでなく、中国の投資バブルがはじけ、一気に経済が失速するかもしれません。そこで、注目されているのが、不動産投資の抑制です。
しかし、中国の土地は誰のものでしょうか?