【山田真哉の株ゾン診察室】
今回は「信用取引を始めたばっかりに、思わぬ損をしてしまった」と嘆く高瀬さんが登場。相場環境の悪化で保有株が塩漬けになり、「下がっても儲けるチャンスがある」という点に引かれ、信用取引をスタート。起死回生のつもりが、かえって裏目に…?
高瀬 (うなだれて)またやってしまいました……。
山田 ど、どうされました?
高瀬 信用取引で買った平和不動産がズルズル下がって半年たってしまい、ついに信用期日を迎えそうなんです。
山田 「制度信用取引」には6カ月間という返済期限がありますから、期日までに反対売買しなければなりませんね。
高瀬 でも、いま決済すると6万6000円損してしまうので「現げん引びき」(買い建てた株を買付価格分の代金を支払い、現物株に移行する方法)しようかと思っています。山田 半年たって現物株に替えるくらいなら、最初から信用取引ではなく普通の現物取引で買えばいいのでは? 信用取引だと持ち続けるだけで金利がかかりますよね?