米俳優のレオナルド・ディカプリオさん(41)が、先に悲願の米アカデミー賞主演男優賞を受賞した映画「レヴェナント 蘇えりし者」のプロモーションのため訪れた北京で、「中国は環境活動のヒーローになれる」と発言し、物議を醸している。
中国は、言わずと知れた地球温暖化の原因である二酸化炭素(CO2)の世界最大排出国で、北京の大気汚染も深刻化している。熱心な環境活動家としても知られるディカプリオさんの中国称賛発言は、世界最大を視野に入れる中国映画市場での興行収入を意識したものと受け止められており、ネット上では「偽善者」「愚か者」といった嘲笑があふれている。
努力たたえた?
「持続可能な代替エネルギーの分野で中国は急進的な前進を遂げた」
問題の発言は、「レヴェナント 蘇えりし者」の公開に合わせて20日に北京で行われた記者会見で、大勢の現地記者を前に飛び出した。