【京都うまいものめぐり】
1994年のホテルの本館建て替え以来、最上階の17階で多くの食通をうならせてきた京都ホテルオークラのフレンチ「スカイレストラン ピトレスク」は、東山と洛中の壮大な景色を眺めながら質の高い料理を堪能できる人気店で知られ、毎年8月16日の「五山の送り火」では「大文字」も見ることができるとあって、この時期に必ず訪れるリピーターも多いという。
一流ホテルらしく格調高い店内(12テーブル42席)は、ゴージャスな気分でゆったりしたひとときを過ごせる空間を創出しており、京都随一といえる眺望も満喫できる。「接客面も含め、非日常の世界を楽しんでいただけるよう心がけています」と山本広大マネジャー。
その言葉通り、提供される料理の数々も非日常を演出する質の高いものばかり。前菜である「ズワイガニとかぶらのサラダわさび風味」は、ズワイガニと京都の赤かぶと白いかぶらのマリネ、そしてリンゴを短冊状に切って盛りつけた見た目にも鮮やかな一品。下にはわさび風味のかぶらのムースが。