【京都うまいものめぐり】
京都人のパン好きは全国的に有名だが、ここ数年、御所南といった京都市中心部ではおしゃれなパン屋さんが急増。それを情報誌が取り上げ、観光客をも巻き込む一大ブームを形成しているが、そんな御所南で来年2月に開業10周年を迎える「ワルダー」は、4種類の天然酵母を使い分けるこだわりのパンが人気で、とりわけ、トースト(食パン)は予約だけで午前中に早々と売り切れることもあるという人気ぶりだ。
老舗旅館で知られる俵屋と柊屋が両脇に並ぶ麩屋町通(ふやちょうどおり)を、御池通から数分、南に下がると、東側に見えるしゃれた洋風の建物がワルダーだ。
約53平方メートルの店内には、ひと目見ただけでおいしいと分かるさまざまなパンがずらり。午前9時の開店直後から、地元の常連客やパン好きでにぎやかになり、お昼前になると学生やOLらで大にぎわいだ。さらに午後5時前から7時ごろまでは会社帰りのOLや主婦らでまたまた大混雑…。