米国が一連の反日宣伝工作について、まずは同盟国を国際社会で孤立させる戦法で、最終決戦の相手=米国の国力を削ぐための前哨戦だと深く認識しているかは、疑わしい。韓国を手下に従え、「従軍慰安婦の強制連行」「南京大虐殺」などと、米国はじめ主要国や国連を舞台に虚構をタレ流すのはそのたくらみ故。既に、日本と双璧を成す米国の同盟国・英国は、10月の習氏訪英で7兆4000億円もの札束を口に突っ込まれ、中国の少数民族浄化も民主運動家弾圧にも声を出せなくなった。
両翼を痛め付ける一方、主敵・米国へはどう仕掛けているのか。《100年マラソン》の分析を総合すると-
《「平和的台頭」「中国の夢」などと、米国主導の秩序や関与政策への誘いに従うフリをした》
《中国がマラソンで前に出るには米国の科学技術などの情報を得る他ない。先頭を得意げに走る米国のエネルギーをこっそり抜き取り、距離を詰め、最後は抜き去る。●(=登におおざと)小平(1904~97年)ら国家指導者はそう描いた。爪=野心・能力を覆い隠し、力を蓄え、時機を待つ=韜光養晦(とうこうようかい)戦略である》