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【野口裕之の軍事情勢】韓国・済州島に「慰安婦像」 日本史捏造でも、消し去れぬ島の数万人虐殺史 (1/5ページ)

2015.10.19 06:00

首都ソウルの日本大使館前に設置された「慰安婦像」と記念撮影する少女=2015年8月14日、韓国(早坂洋祐撮影)

首都ソウルの日本大使館前に設置された「慰安婦像」と記念撮影する少女=2015年8月14日、韓国(早坂洋祐撮影)【拡大】

  • 韓国・済州島

 「島民や国内外の観光客にとって、平和と歴史教育の象徴の場になる」

 韓国・済州(チェジュ)島の大学生組織《平和碑建立推進委員会》の決意を知り、韓国の「民主国家入り」が近いと感じた。闇に埋もれる「血塗られた島」の歴史を調べ、内外に真実を訴える覚悟だと。でも、やっぱり過剰な期待だった。島内の日本総領事館前の広場に“慰安婦問題”を象徴する少女像を設置する計画宣言に過ぎなかったのだ。観光地として名高い済州島だが、武力闘争と鎮圧でおびただしい数の人々が虐殺された。2003年の政府報告書は2万5000~3万人と記すが、4万~6万~8万人の研究結果も存在する。虐殺前の島民は28万人だから人間の所業とは思えない。

 朝鮮戦争(1950~53年休戦)前の1948年4月3日、現・朝鮮労働党の前身の一つ北朝鮮労働党の南部組織=南朝鮮労働党が起こした武装蜂起が発端で《済州島四・三事件》と呼ばれる。といっても、韓国歴代保守系政府はじめ恐怖を引きずる被害者や過去の暴露を恐れる加害者…、それぞれの姿勢が複雑に絡み合い、大半の真相は死者とともに葬られている。そこで提案が有る。不都合な狂気の殺戮史解明にまともに取り組めば、大日本帝國陸軍による「朝鮮人従軍慰安婦の強制連行」などと日本史偽造に耽るヒマはなくなる。何より、事件で大量の密航難民が日本に押し寄せ、居座った正史も知るところとなろう。

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