また、米マックのサプライチェーン・マネジメント(供給連鎖管理)部門のマリオン・グロス上級副社長は「われわれにとって真に重要なステップあり、モダンで進歩的なハンバーガー会社になるための次のステップである」と説明する。
さらにグロス上級副社長は「今回の変更で顧客が商品購入に際し、余分にお金を払うことにはならない」と明言し、商品価格を据え置く考えを示した。
ライバルは表明済み
しかし、ライバルの米バーガーキングが12年に「17年から使用する全鶏卵を平飼いに切り替える」と発表したほか、米スターバックスやネスレ(スイス)、米アラマークといった食品・外食大手もいち早く平飼いの鶏卵への切り替えを表明済みのため、今回のマックの動きは、いささか遅きに失した感も否めない。
「モダンで進歩的なハンバーガー会社」というフレーズは、マックが創業60周年を迎えた今年3月、最高経営責任者(CEO)に就任したスティーブ・イースターブルック氏(48)が就任以来、常に口にするスローガンで、全米の店舗で10月6日から、朝食メニューを終日提供することにするなど、大胆なサービス改革を断行中だ。