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「ロシア版マック」で愛国推進 自前ファストフード育成 プーチン盟友・映画界巨匠が発案 (1/3ページ)

2015.4.15 00:00

昨年8月に一時閉鎖に追い込まれた後、11月に営業を再開したマクドナルドのロシア1号店=2014年11月20日、ロシア・首都モスクワ(タス=共同)

昨年8月に一時閉鎖に追い込まれた後、11月に営業を再開したマクドナルドのロシア1号店=2014年11月20日、ロシア・首都モスクワ(タス=共同)【拡大】

  • ニキータ・ミハルコフ監督=2014年6月12日、ロシア・首都モスクワ(ゲッティ=共同)

 ウクライナ危機をめぐり国際社会から孤立するロシアが、米ハンバーガー大手、マクドナルドに対抗する自前のファストフードチェーンを育成する計画をぶち上げた。ウラジーミル・プーチン露大統領(62)の盟友で愛国主義者で知られるロシア映画界の巨匠監督が発案し、資金の大半を政府が融資するというもので、スローガンは「国内で食べよう」。米欧の経済制裁に対する報復として、国内のマックの店舗を一時営業停止とするなど締め付けてきたが、今度は「ロシア版マック」を育て国民の愛国心を高めようともくろんでいるようだ。

 資金7割政府が融資

 計画を発案したのは、映画監督のニキータ・ミハルコフ氏(69)と、その兄でやはり映画監督のアンドレイ・コンチャロフスキー氏(77)。ミハルコフ氏は、「太陽に灼かれて」(1994年)で米アカデミー賞の外国語映画賞と仏カンヌ国際映画祭のグランプリを獲得した輝かしい経歴を持つ。

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