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絆つなげ 宮城の「今」を聞く(上) 被災地に根差し復興に貢献 (3/4ページ)

2015.2.3 14:50

海中のがれきの撤去活動を続けるダイビングショップ「High_Bridge」の高橋正祥さん=2013(平成25)年3月9日、宮城県石巻市(中央大学_有志学生記者撮影)

海中のがれきの撤去活動を続けるダイビングショップ「High_Bridge」の高橋正祥さん=2013(平成25)年3月9日、宮城県石巻市(中央大学_有志学生記者撮影)【拡大】

  • 「石巻をバージョンアップさせたい」と語る「ISHINOMAKI_2.0」の代表理事、松村豪太さん(中央)=宮城県石巻市(中央大学_有志学生記者撮影)
  • 宮城県石巻市、牡鹿郡女川町

 ≪「ISHINOMAKI 2.0」代表理事 松村豪太さん 関係強めて「バージョンアップ」≫

 石巻には震災後にボランティアとして訪れ、それが縁となって移住した人もいる。石巻を震災前に戻すのではなく、新しい街にバージョンアップさせるというコンセプトで活動している「ISHINOMAKI 2.0」の代表理事、松村豪太さん(40)は「石巻の人の魅力が影響しているもしれないですね」と話す。外部の人を歓迎する雰囲気があるというのだ。しかし、もともと外部の人をもてなすことが得意な街だったわけではない。震災をきっかけに街の人が変わったという。

 「震災後の最初の1年間で、石巻だけで延べ28万人のボランティアが来てくれた。献身的に見返りを求めず、泥だらけになって助けてくれたから、街の人も外部の人とうまく付き合えるようになったんじゃないかと思います」

 それでも、石巻に移住する人の数は、街を出ていく人の数に追いつかないのが現状だ。震災前に16万人だった人口は、15万人を切った。街を活性化し復興を進めていくには、石巻に人を呼び込む必要がある。ただ、石巻には足を運んでもらえるほどの名所や名産品が少ないのが現状だ。

石巻を“観光地”ではなく“関係地”にすること

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