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小児がん専門医療施設「チャイケモ」(上) 家族と生活「当たり前」を病院でも (1/3ページ)

2014.10.2 16:25

患者の子供と家族が一緒に暮らせるようにした小児がん専門医療施設「チャイルド・ケモ・ハウス」(チャイケモ)の病室。キッチンには冷蔵庫や電子レンジが備え付けられており、家と同じように料理ができる=2014(平成26)年9月19日、兵庫県神戸市中央区(高千穂大学_有志学生記者、佐藤崇宏撮影)

患者の子供と家族が一緒に暮らせるようにした小児がん専門医療施設「チャイルド・ケモ・ハウス」(チャイケモ)の病室。キッチンには冷蔵庫や電子レンジが備え付けられており、家と同じように料理ができる=2014(平成26)年9月19日、兵庫県神戸市中央区(高千穂大学_有志学生記者、佐藤崇宏撮影)【拡大】

  • 施設の外と直接つながる入り口。仕事を終えた後、「家」に帰宅し、毎日、子供に会うことができる=2014(平成26)年9月19日、兵庫県神戸市中央区(高千穂大学_有志学生記者、佐藤崇宏撮影)
  • 3つ並んだふかふかのベット。2つあるうちの奥の入り口は、病院の施設につながっている=2014(平成26)年9月19日、兵庫県神戸市中央区(高千穂大学_有志学生記者、佐藤崇宏撮影)

 【Campus新聞】

 神戸市中央区の神戸ポートアイランドに日本初の小児がん専門医療施設「チャイルド・ケモ・ハウス」(略称「チャイケモ」)がある。小児がんの子供とその家族が、自分の家にいるのと同じように一緒に暮らしながら治療を受けられるのが、最大の特徴だ。チャイケモで小児がん経験者としたサポート活動をした経験のある高千穂大学経営学部1年、佐藤崇宏さん(21)が、学生記者として取材で訪ねた。

 □今週のリポーター 高千穂大学 有志学生記者 佐藤崇宏さん

 2013年3月、神戸ポートアイランドの一角に、日本で初めての小児がん専門医療施設が完成した。名前は「チャイルド・ケモ・ハウス」(以下チャイケモ)。チャイケモは小児がんの子供と、その家族のQOL(Quality Of Life=生活の質)に配慮した施設だ。

 子供の「我慢」減らす

 「チャイルド・ケモ・ハウス」の「ケモ」は、化学療法を示す単語「Chemotherapy(ケモセラピー)」に由来している。化学療法とは、抗がん剤を投与して、がん細胞を減らす治療だ。それぞれの患者に合わせた治療計画が組まれるが、現在ではいずれかの段階で化学療法を行うことがスタンダードになっている。その治療は最低でも半年、長い場合だと2年以上入院して行われることもまれではない。

患者の子供たちは治療しながら、育っていかなければならない

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