障壁だらけのように見える一方で、私は、数々の障壁にも負けず夢を抱くことができるメアリーちゃんの秘めた強さを感じた。どんな環境にいても夢を抱くことができるのだと思うと、少しうれしくもなる。マララさんの願う「世界中の子供たちが学校に通うことができる世界」、それは世界中の子供たちが、未来を自由に選択できる世界だ。私も、そんな世界を夢見ている。大きすぎる夢の前に、自分の無力さを感じてしまうこともある。それに、夢の実現には長い時間がかかってしまうかもしれない。でも、「“何もかも”はできなくとも、何かはきっとできる」、そんな精神で、自分にできることを一つ一つ、やっていきたいと思っている。
■やました・いづみ ラジオ番組ディレクターとして、文化放送、J-WAVEなどで音楽番組の制作に従事した後、米国ロサンゼルスの在米日本人向けラジオ局勤務。震災を機に「命を助ける仕事がしたい」と2011年7月にWVJ入団。チャイルド・スポンサーシップ課で新規チャイルド・スポンサー募集を担当。